最新の試合結果
東海大学A | VS | 帝京大学 |
12 | 7 | - | 14 | 31 |
5 | - | 17 |
T | G | PG | DG | T | G | PG | DG | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 0 | 0 | 前 | 2 | 2 | 0 | 0 |
1 | 0 | 0 | 0 | 後 | 2 | 2 | 1 | 0 |
2 | 1 | 0 | 0 | 計 | 4 | 4 | 1 | 0 |
『熱き副将たちの思い』
まず、どういった経緯で副将に任命されたのか教えてください
松島 ――任命は監督なんですが、4年生の話し合いで決めさせてもらえるということになって、まず主将を林大成に決めた後にバイス(副将)誰になるかというときに、FWはすぐにミッチー(金堂)ってなって......。
金堂――大成(林)が主将になってじゃあバイスどうするってなったときに、松島が自分からやりたいって言い出したよね。
松島――そうそう、基本FWで1人だけがバイスになるんですけどミッチーが決まった後に、年齢的に1年多くやらせていただいているし、覚悟とリーダーとしての経験もあったので自分からみんなに「バイスやりたい」って言ったら承認してくれました。
どのぐらいの時期には決まっていたんですか?
金堂――1月中には決まってましたね。新しく4年になるメンバーでミーティングして、基本は3月からなんですけど今年は早め早めにミーティングして、この1年をどうしていくかって話し合いました。
松島――任命とかも含めていろんなミーティングして1月中には決めました。今までは受け身で監督の任命を待ってたんですけど、昨年度の全国大学選手権大会で負けた瞬間から僕らが最終学年という自覚を持つことが大事だったので、たくさんミーティングを重ねました。去年はなかったことですね。
副将になって昨年度と変わったことは?
金堂――去年までは私生活もまったく見本となるようなことはしてなくて、「プレーだけやっていけばいい」というのが自分にはあって、練習も開始直前とかに来て、自分の楽なほうに逃げてました。だけど、副将に任命されてその自覚が生まれてきて、練習の取り組む姿勢とか今まで出せてなかった声を出せるようなったとか、かなり改善されましたね。
松島――僕は全てが変わったというか、今までも精一杯自分の中でやってたつもりだったんですけど、それが今思ったらどれだけ甘かった痛感してますね。ラグビーが自分のすべてになりました。これは副将というか4年生になったからだと思うんですけど、こんなに本気になれるとは思えなかったくらい心境の変化はありますね。
副将になって大変だなと思ったことはありますか?
松島――いろんなことを考えるようになりましたね。大成含めて3人でよく話すんですけど、練習中のことだけでなく全体のことや主務、寮長含めて運営のことについても話すようになって、暇がなくなったというか、いつも誰かとラグビー部のことを考えていて良い意味で忙しくなりましたね(笑)
副将になったからには「これをやりたい」ってことはありますか?
松島――とことんやれるチームをつくりたいですね。昨年とかはキツイ練習とかがあると、それを声に出す文化あったんです。まだまだですけど、そういう言葉が出なくなって「今日頑張ろう」という一言が言えるような空気になっていけばチームもレベルアップすると思うので、そういう空気づくりをできればいいなと思ってます。
金堂――自分は東海大に進学するときに見た試合で、FWが体ができあがっててメチャクチャ強かったんですよ。チームで日本一はもちろんなんですけど、スクラム強くてモールも強くて機動力もあるFWがつくりたいんです。まずは自分が高いパフォーマンスを練習から発揮して、チーム内でも妥協を許さない関係をつくりたいですね。
新チームで副将を務め2ヶ月たちましたがFW・BK陣をまとめる上で苦労したことなどはありますか?
金堂――FWはまとめやすいというか、けっこう熱いやつが多いんで、スキルも大事ですけど自分が感情的にすぐなってしまうんで、そこのバランス取りが大変だと思いますね。
松島――そういわれると、BKは静かなんですよ。静かというか黙々とやるやつが多くて、練習も声だしてワーッとやるようなのではないのでスキルの部分が大きいんですよ。僕はあまり技術的なことは口出しできないので、逆に「元気出していこう」っていうタイプなんです。そこで練習と自分のタイプが違うので、勢いだけじゃダメだなと感じますね。
お二人は声で引っ張るタイプですか?それともプレーで引っ張るタイプですか?
松島――僕は声ですね。どう?(笑)
金堂――大成とか松島は思ったことを口にできるし、しっかりしゃべれるので頼りになりますね。
松島――声出すことは常に意識してます。大成を含めた3人で上手くバランスが取れていてると思うんですよ。ミッチーはプレーで1番激しく引っ張っていくので僕にはまねできないし、シーズン始まる前から「黙っててもいいから激しくいくっていう引っ張りかたをしてくれ」みたいな話を3人でしてて、僕が声でバッーっと言って大成はクールに理論的なことを言うし的確に指示するんですよ。一応バランスをとってるつもりなんですけどね。とれてるかわかんないですけど(笑)!
現在のFW・BKの雰囲気を教えてください。
松島――BKはちょっと人任せな部分があるかなと思います。もっと下級生も上級生ももっと存在感を出していってほしいというのが本音です。全体練習でもBKがもっと引っ張らないといけないんで、もっと「俺が俺が」というくらいガツガツいってほしいですね。レベルは上がってきているんですけど。
金堂――FWはけっこう声出すし、自分たちから発信するので、雰囲気は良いと思うんですけど、チームごとに分かれると上のチームに3年生が多くて元気があるので、負けないくらいもっと4年生が声出せてていけたらなと思います。
5月18日から関東大学春季大会がはじまりますが、大会に向けた意気込みをお願いします。
松島――Aチームはもちろん、下のチームを含めてすべてのチームで勝ちたいですね。負けたくないです。春から秋全試合勝つのが目標なので、全部勝ちます!
金堂――同じです!
松島&金堂――まあ、教育実習でいないこともあるんですけどね!(笑)
最後に副将という立場から日本一にかける思いを教えてください。
松島――高校のときに日本一になれなかった悔しさが今でもあり、そういう思いを絶対したくなくて、高校のときも努力したつもりなんですけどそれでも叶えられなかった夢なので、それ以上に努力して、日本一の努力をしたチームが勝つと思います。チーム全体が日本一という熱い思いを持って、練習をやり切って、自分はその中な勢い担当だと思うので、勢いづけられるようにチームの中心にいつづけて、日本一の景色をみんなで見て笑いたいですね!
また、自分が"今" 東海大でラグビーをプレイできることは、あたりまえじゃなくて両親を含め、たくさんの方々のおかげだと思います。とにかくこの1年を死ぬ気でやって、日本一になって恩返しがしたいです。
金堂――限られた時間の中で日本一を目指すことはもうないと思うんですよ。何十人という同期と後輩たちと同じ夢を目指せることはないので、いろいろな人への感謝を体現するには日本一しかないと思ってるので、常に高いパフォーマンスでプレーして、最後に笑っていたいです。
松島――こういう気持ちになれるのは本当に同期の存在が大きいんです。毎週ミーティングもして、同期がいたから僕もここまでやれていますし、怪我でプレーできないやつの分までやり切って、大成を胴上げするのが同期でできることだと思うので4年力でいきます!4年生全員でチームを引っ張ります!